EXPLORER V2(切り売りスピーカーケーブル)
素材から技術へ
かつてない精度と技術で創り上げられた精密導体 “102 SSC”。スピーカーケーブル “EXPLORER V2” の登場です。
オーディオアクセサリー銘機賞2015 受賞モデル
※0.75sqは1巻でのご注文の場合100m巻きとなります。 ※1.25sq、2.0sqは1巻でのご注文の場合50m巻きとなります。
商品詳細
概要
電気特性とフレキシビリティを両立したフレックスポリエチレン、ジオメトリックデザイン、エアーダンパーを特長とする初代“EXPLORER”。 2008年の登場以来、初代“EXPLORER”はそのシンプルな外観からは想像し得ないほどの優れたパフォーマンスによって、ピュアオーディオからホームシアターまで幅広いニーズに応えてきました。
ところが2013年、初代“EXPLORER”に用いられていたPCOCC-A導体が供給終了になり、図らずも初代 “EXPLORER” は生産完了の憂き目に遭います。 そして2014年、その命脈は精密導体“102SSC”によって “EXPLORER V2” に受け継がれます。
吟味されつくした初代モデルのコンセプトを継承すべく、“EXPLORER V2” の構造は初代モデルをそのまま継承。 精密導体 “102SSC” によって徹底的に磨き上げられ、新たなテイストを纏ったオヤイデの自信作をぜひご堪能下さい。
3E導体構造とは
3E 撚り構造は同心撚り配列構成の一括集合撚り線導体で、3種類の異なる素線径を配置する事により、撚り線配列を緻密化。 導体構成の細径化が可能となり、導体特性値の向上を図ります。
この3種類の異なる導体径の素線はジオメトリックに配置され、素線間の空隙を最小限に抑え、素線密度の向上を果たします。 更に撚り線外径のダウンサイジングと共に、安定かつ高精度な外径を保ち、撚り後の断面が真円という世界でも類を見ない導体構造です。
精密導体 “102 SSC”とは
- 高度な製造管理を行った結果、導電率は 102.3 %IACS( 伸銅終了時)
- 不純物の混入を極力避けるために、JIS C1011 に準拠した銅の中でもリサイクル銅を一切含まないバージン銅のみを使用
- 素線の表面平滑性を高めるため、天然ダイヤモンドダイスを採用
- ピーリング加工を施すことで伸銅に付着した不純物を 100%除去
- 世界初、高密度異径導体 3E 撚り構造を採用(特許取得済み)
- 2度にわたるアニーリング加工で、素線の機械的な応力歪を排除
- 標準誤差許容値 ±8μm をはるかに凌ぐ ±1μm という加工精度の下、作り上げられた素線
- 製造管理数値、メンテナンス、出荷日数など徹底した製品管理
精密導体 “102 SSC”のピーリング加工とは
通常は洗浄によって表面に浮き出た不純物の除去が行われますが、”102 SSC” はμ単位で表面を削る、機械ピーリングによって表面に浮き出た不純物を 100%除去します。 このピーリング加工を電気用銅線に用いる事は世界でも類がなく、日本が誇る加工技術がここにも冴えます。
精密導体 “102 SSC”の更に詳しい情報はこちらをクリック
製品特徴
- 精密導体“102SSC”を採用した新生スピーカーケーブル “EXPLORER V2”。
- 絶縁体と導体からなる、最もシンプルな形で形成された、コストパフォーマンスに秀でたスピーカーケーブル。
- 基本構造は初代“EXPLORER”を継承しつつ、導体の撚り合わせに特許技術“3E撚り”を世界初導入(三洲電線 特開2007-317477・特開2009-266670)
- “3E撚り”は、3種類の線径が異なる素線を幾何学的に撚り合わせ、導体の緻密化を図る特許技術で、線間歪による音質の劣化を排除。
- 絶縁体には電気特性とフレキシビリティを両立したフレックスポリエチレンを採用。
- 床面との接触を最小限にするジオメトリックデザインで、床面からの振動伝播を抑制。
- 振動減衰作用と誘電率上昇の抑制を図るエアーダンパー(中空層)を導体間に配置。
- シース刻印に“EXPLORER V2 ”“102SSC”をマーキングし、V2モデルを明示。
- 0.75SQ/1.25SQ/2.0SQの3種類の太さをご用意し、ピュアオーディオ、ホームシアター、バイワイヤ接続、使用距離、コストなど多岐にわたるニーズに対応。
EXPLORER 0.75 V2 | EXPLORER 1.25 V2 | EXPLORER 2.0 V2 | |
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構造 | 2芯平行(VFF) |
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導体 | 102SSC |
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線径 | 0.75SQ(19本/3E撚り) | 1.25SQ(37本/3E撚り) | 2.0SQ(37本/3E撚り) |
絶縁体 | フレックスポリエチレン |
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外径 | 3.3mmx7.3mm |
3.5mmx8.0mm |
3.7mmx8.6mm |
シース刻印色 | 黒 |
青 |
金 |
オヤイデスタッフレビュー
優しくクリアーでリズミカルな高解像度ですが、耳にきつくなく聞きやすい印象です。
低域の厚みは少な目ですが、その分締りも良く、中高域は鮮やかで音の粒立ちも細かくきれいに表現されます。 小規模なシステムなら十分です。
0.75sqモデル同傾向の音ですが、低域に厚みが増して帯域バランスも優れています。
0.75sqモデルから一気に解像度が上がった印象ですが、音は少し落ち着いた感じで、低中域が加わり全体的に音は太くなります。
解像度も高く、レンジも広く、程よい肉付きで躍動感があり、安定感のある音です。
高域の切れの良さはわずかに落ちますが、ボーカルがより明瞭に感じられ、低域の量感も程よく、帯域バランスも良好です。
102 SSCの良さが顕著にでたハイファイモデルです。