レビュー詳細

L/i50

商品格付け:

レビュー評価
商品レビュー (送信者 2008年12月31日):
 今回はLo-Fi 電源ケーブル1.8m「The Blues」プレゼントいただき有難うございます。少し遅くなりましたが、試聴した感想をレポート死体と思います。
 まず、「Lo-Fi 電源ケーブル」と銘打たれていますが、機器附属のちゃちなケーブルと比べるとしっかりと「Hi-Fi」です。これは、やはりベースがL/i 50でプラグ・コネクターにP-079/C-079を使用したうえで、UL1015規格のAWG14の太さを持つ線でアースをしっかり取っていることによると思われます。
 今回の比較対象は
 ・L/i 50 V4
 ・CV-S 5.5 3芯 + MARINCO 8215T + WATTGATE 320i-CLEAR
の2種です。比較方法は、愛用のオールチューブギターアンプによる試奏という方法を採らせていただきました。
 クリーンサウンドにおける、L/i 50 V4との比較では、両者が姉妹製品的な部分があるためか、音色については、L/i 50 V4に比べて「少し線の細い音かな?気のせいかな?」というくらいの差でした。オーバードライブサウンドにおいては、L/i 50 V4では、その音の線の細さが各弦の音の分離の良さとして良い方向に顕れていたのですが今回の「The Blues」は音の線の細さが逆に各弦の音を「ダンゴ状態」にする結果となりました。
 CV-S 5.5 3芯との比較では、CV-S 5.5 3芯のほうが「クリーントーンの明瞭さ」「温かみ」ともに上回っており、オーバードライブサウンドにおいても「パワー感」「各弦の分離」についてCV-S 5.5 3芯のほうが遥かに良好でした。
 
 そして、特に気になったのは、「L/i 50 V4」、「CV-S 5.5 3芯」両者と比べても非常に遅い「音の立ち上がり」でした。前2者は弦を弾くと同時にアタック音が立ち上がってくるのですが、「The Blues」は弱まったアタック音が一呼吸遅れてついて来る感じになります。
 オヤイデ電気様は「ROBERT JOHNSON や TOMMY McCLENNAN などの戦前ブルースや、ジャンルを問わずクラシカルな音源などには最適です。レンジは狭く、暖かみのある音質で、真空管Ampでのご使用も面白いでしょう!」仰られておりますが、一般的に真空管アンプはトランジスタアンプと比較して音の立ち上がりが穏やかになる傾向があるため、逆にトランジスタアンプで音がきつすぎる様な場合に適切な電源コードのように感じました。特に、1980年代半ば過ぎのアナログLPとCDが併発されていた時期のCDで、アナログLP用にBBEのエンハンサーによる処理を強めに行ったマスターテープをそのままCDのプレスにも使用したようなCDを現代の高性能でハイスピードのオーディオ機器で再生するような場合に重宝するケーブルではないか、と感じました。
 以上長々と駄文を書かせていただきましたが、今回の「The Blues」というケーブルそのものは使いどころが非常に難しいケーブルであるというだけで、ケーブルの素質そのものは非常に良いものを持っているという印象も受けました。