無題ドキュメント
OYAIDE製品で徹底追求!
電源&オーディオ・ケーブル環境リノベーション計画! 試聴に島野聡氏にご協力頂きました。
電源ケーブルごとに異なる音の傾向、適合するジャンルや機材を洗い出す!
音に影響を与えるDAコンバータとして用いらているPCM-R500の電源ケーブルを差し替えて試聴。
●PA-22FX/PA-23FX
コンプ感がありますね。全体が締まって中域が前に押し出されている質感があります。僕の自宅スタジオでほかの音源を使ってチェックしたときは、サンプリング素材に含まれていたレコードのプチプチというサウンドがはっきり聴こえました。
ハイエンドの少し下の辺りが強調されているようです。ジャズやクラシックというよりはポップス向け、ミキサーやオーディオ・インターフェースよりも音源に向いていると思います。
●L/i50 OFC R2.5
パワーを出したいなら、これが一押しですね。サウンドとしてはいわゆドンシャリ。ハイエンドとローエンドがしっかり伸びていて、キックのラウンド感や、ハットのチッチッチというおいしい部分、リバーブ成分の高域にあるさらさらとしたところがはっきり聴こえるようになります。ポップス・ヒップホップ・/R&B的な傾向の音楽にはバッチリ。また、ドラムの音源やサンプラーなどリズム用の音源に使うと、スピード感やパワーが出るようでしょう。
●L/i50 V4
OFC R2.5で伸びたハイおよびローエンドのもう少し内側辺りを伸ばして入る感じ。かなり全体の密度が濃くなっているように感じますね。
キックも低域のみならずアタックがはっきり出て、リバーブはさたっとした質感に加えて、奥行きが表現されている。音楽ジャンルで言うと、やはりポップスがお勧めですが、ロックよりのジャズなどに合うかもしれません。
楽器の前後関係がわかり易いのでミキサーに挿すと良いでしょう。
●L/i50 EXs
かなりフラットに全体が広がっている感じです。分離も良いので空間が見えやすい。ストリングスなんかを聴くと、録音しているスタジオの形まで見えてきます。クラシックにも合うでしょうね。レコーディングでのオーディオ・インターフェースに使うと自然な雰囲が出ると思います。
●TUNAMI GPX
今回、試聴した中でサウンドの奥行き、分離、楽器の配置が一番分かるのがこれです。あくまでフラットに、なおかつ全体がワイドに広がっている。リズムに躍動感が出て、リバーブの表現力もすごい。エフェクト成分の分離がはっきり聴こえるので、エレクトロニカみたいなサウンドをはじめジャズやクラシックでも実力を発揮してくれるはず。マスターレコーダーに使えば、楽曲のおいしい部分をさたに伸ばしてくれると思います。
総評
電源ケーブルを追求するなら、自分の必要なサウンドを把握して、コンセプトを持つことが大事です。例えば、L/i50 EXsは全体をフラットに広げてくれますが、ドンシャリなL/i50 OFC R2.5を多用したセッティングの中ではその良さは発揮されにくいもの。逆にL/i50 EXsを多用したセッティングの中で、ドラムの音源だけを目立たせたいという場合にはL/i50 OFC R2.5を一本だけピンポイントで混ぜ込むと、その部分がきちんと前に出てくれて、効果的に使うことができます。
一点豪華主義的な使用が、ケーブルの良さを目立たせてくれると最近は考えています。
[ 2007年10月22日 月曜日 ]